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基軸からブレない

何か新しいビジネスのネタはないか

社長たるもの、常に最新情報にアンテナを張り巡らし、感度を上げておくことは悪いことではありません。

しかし、ここで、あえて自分に問うてみましょう。

「基軸からブレいないか?」と。

激動の社会であるからこそ、改めて自社の基軸に重きを置き、本業を大切にしましょう。やるべきことがたくさん見つかるはずです。

そもそもの話

「何か新しいビジネスのネタはないか」

本業がうまくいっているなら他に手を出す意味はありませんので、こんなこと考える必要はありません。

逆に、本業がうまくいっていないのに、それを棚上げして他に手を出して、うまくいくとも思えませんよね。

経営資源は有限ですから、本業に集中して有効活用すべきです。

異なる業種の会社を次々と吸収合併や事業の多角化を図りながら成長し、成功を納めている会社は確かに存在しています。

しかし、残念ながら成功例は数える程度です。

成功している会社を分析したところ、それらの会社の社是が「吸収合併や多角化」であり、事業目的(基軸)がブレていないことがわかりました。

一方で、方針転換をして吸収合併や多角化を図った会社の多くは失敗に終わってしまいます。

なぜ、多くの会社が失敗してしまうのでしょうか。

基軸からブレてはいけない3つの理由

吸収合併や多角化に失敗する理由をまとめていくと、たった3つに集約されます。

  1. 不慣れな分野への参入で不利な闘いを強いられれる
  2. 組織や価値観、評価方法などの違いにより人材が離脱してしまう
  3. 動機の必然性による本業への影響

ここで、最も直近かつ身近な例としてライザップを参考に基軸からブレてしまった結果、どのような道を辿ったのかを見てみましょう。

参考事例:ライザップ

もともとは健康食品を取り扱う会社でしたが、積極的なM&A戦略をとってグループ企業を最大で85社まで抱える巨大グループに成長しました。

さまざまな業種の企業を買収していきましたが、短期間で成長してしまったことがかえって経営を圧迫することになり、多数の事業を売却して現在は約30社程度のグループになっています。

吸収合併による成長→経営を圧迫→事業の売却

この一連の流れの中で、やはりうまくいかなかった原因は、本業と遠い事業も積極的に買収し、その事業が負債になってしまったことがあるのではないでしょうか。

すなわち、基軸からブレてしまったことによる負の効果です。

これが、おそらく買収時の想定よりも大きくなってしまったからでしょう。

まとめ

「これは儲かる」

時として、このようなビジネスのタネが見つかるものです。

しかし、それを事業として取り扱うことができるのは、本業がうまくいっている時だけです。

本業を圧迫するような失敗をしてしまう可能性もありますし、本業がうまくいっていない時であれば会社存続の危機に陥ってしまうこともあり得ます。

あなた、そして貴社にとっての「基軸とは何か?」を一緒に考えてみませんか?

成功は偶然かもしれないが、
失敗は必然でしかありません。

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